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今日から始める断捨離のススメ!
高齢期のライフスタイルを
スマートに

「断捨離」と言うと、修行のひとつというイメージも浮かび、特別な一大行事に望むようで敬遠してしまう方も少なくないのでは?
たしかに、この言葉は“身軽で快適な生活・人生を手に入れる”ことを目指した
「断行(だんぎょう)」「捨行(しゃぎょう)」「離行(りぎょう)」というヨーガの行法が元となっています。
そして、この修業法には「片付ける」「捨てる」と言った目的だけでなく、「もったいない」という固定観念や物への執着から離れて、
“自分を見つめ直そう”という思想も含まれていると言われています。

決して何もかも捨てることを目的とするのではなく、自分の所有物を通じてこれまでの人生とこれからの将来を考えること。
これは、終活の考え方にも共通する、大切な取り組みでもあります。

身辺整理

不安を片付けるための
断捨離

不必要な物や弊害をクリアにすることだけが終活の趣旨では決してありませんが、老後への備えを行うにあたって、断捨離はぜひ同時に始めておきたいことです。
整理整頓による生活環境の向上などのメリットを得られるだけでなく、生前整理としても必ずやっておかなくてはならない部分もあるからです。

肉親や祖父母が亡くなった際に、想像以上に荷物が多く、遺品整理が大変だったという経験をお持ちの方はとても多くいらっしゃると思います。
また、そうした経験をきっかけに、自分自身の身辺整理を早いうちから始めた方も少なくないでしょう。
自分が亡くなった時、また身軽に動けなくなった場合のことを想像してみて、大きな心配事のひとつの挙げられるのは「持ち物」についてではないでしょうか?
残された膨大な荷物は、大切な家族や委託された人、自分以外の誰かに負担をかけて、片付けをしてもらうことになってしまうのです。

遺品整理中の部屋
片付けのイメージ画像

先の旅立つ時のことを考えなくとも、もし住心地の問題などから引っ越しを考えたり、安全のためのバリアフリー・リフォームをすることになれば、必ず荷物整理・片付けをしなくてはなりません。
「その時にすれば良い」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、これまでに引っ越しを経験した際、荷造り作業がとても大変ではありませんでしたか?元々物を全然持たないという方でしたらそうでもないかもしれませんが、1日2日で終わるような容易なものではないのが一般的です。
その作業を、高齢期に行うことになるのは、あまり想像したいものではありませんよね…。さらに、年月を重ねただけ荷物は増えていくのが自然です。

この先いつ、どんなことが起きても、身軽でスムーズに対応できるため身辺整理を行っておくことは、物理的な負担を軽減させるだけでなく、不安要素を片付けるための作業でもあるのです。

もう失敗しない!

ステップを踏んだ
断捨離整理術

いざ断捨離を始めたものの、片付けが一向に進まなかったりと頓挫してしまう一番の理由は「捨てれない」ことです。
「これはとっておかなくては」「いつか使うだろう」「捨てるのはもったいない」となかなか捨てる決断ができず、気付けば「ここにあったのか!」と目的が物探しへと変わってしまうことも。
断捨離の行法である、この「物への執着から離れる」ことこそが最大の難関かもしれません。

しかし、これを解決するためのポイントは至ってシンプルです。と言うよりも、シンプルにすることがコツでもあります。
断捨離の方法は色々ありますが、初心者の方でも実践しやすい、ステップを踏んだ分類法をご紹介します。

ダンボールを3つ用意する

まずは「使用中」「必要な物」「不用品」の3種類に分けて、まとめるための箱を用意しましょう。

物を全て出す

片っ端から一気に出すのではなく、ブロックごとに分けて順番に行っていきましょう。
まずは身近なカバンの中、机、タンスなどから着手していくので構いません。結果的に全ての所有物について把握することが重要となります。

「今」使っている物を選ぶ

今現在、使用しているものを選出します。
ここでは思い出や感情的な要素は一先ず排除し、使っているか否かのみを基準にして分別していき、該当する物は「使用中」の箱に入れていきます。

“現在使用中ではない”物の中からの選考

前の❸の段階で該当しなかった物の中から、貴重品と今後使用価値が見込めるもの「必要な物」の段ボール箱へと分別します。
人それぞれ趣旨は異なると思いますが、3、4つのハッキリとした基準に絞ることがベストです。
例えば「日用品などで必ず消耗する品のストック」「深い思い出が詰まったもの」「重要な書類」など。
もちろん、今使っていないからと言っても、貯めている現金・金品や知人の連絡先を記録した物等は明らかに必要となる物ですのでこちらの箱へと入れます。

選考漏れした物を捨てるコーナーへ

❸ ❹で選ばれなかった品々は捨てる物として「不用品」の箱へまとめます。
ここで、この廃棄コーナーの量が、先に選出した残す物よりも少ないようでしたら、もう一度「必要な物」のダンボールの中身を見つめ直し、再選考してみましょう。

整理しながらしまう

「使用中」「必要な物」の段ボールにまとめた品々を棚や押し入れなどに戻し、しまっていきます。分別により品数が減っているので、作業も出す時よりだいぶラクになっているはずです。
この時、何をどこに保管したのかを、リストとして記録しておくと後々探しものをする際にも役立ちます。
また、この作業の際「やっぱり、これいらないな」という品も出てくるもの。そういった物は「不用品」の箱へと移します。

不用品の処分へ

「不用品」の箱を1ヵ月置きます。この期間中にもし中身に手を付けることがなければ(=必要としていない)、貴重品が混ざっていないかの再確認をして、処分を決めましょう。

誰しもが陥りがちな

注意したい
ポイント

新品だからといって執着しない

大掃除なんかをしていて、収納などからよく発掘されるのが、すっかり忘れ去られていた未使用新品のもの。中には開封すらしていなかった物もでてきますよね…。
よくある例を挙げてみますと

  • お歳暮でもらった食品や調味料のセット
  • 引き出物などの食器やタオル
  • 特売など安さにつられて買ったものの結局使っていない家電
  • 着る機会がなかった衣類
  • サイズが合わなかった布団カバーや便座カバー

新品でも使っていない物や存在も忘れていたものは、不用品です。未使用だからといって価値のあるものとはイコールではありません。

お中元のギフト
大量の本は、
手がつけられなくなる?!

片付け作業において重い物ベスト上位に必ず上がるのは「本」です。
数冊であればともかく、何十冊にまとめるとそれはまるで大木の切り株を持っているような重さ。高齢になってからこの整理作業を行うのは重労働です。運ぶことはおろか、まとめるだけでも一苦労です。

読み終えたものは古紙回収に出して、リサイクルとして活用したほうが有意義ではないでしょうか?それなりの量があるのであれば古書店の出張買取サービスを使ってまとめて処分してしまうのも手です。
お持ちの本が資料的な価値があり、捨てたくても手放せないようでしたら、スキャンしてパソコンへデジタルデータ化して保存するという整理法もあります。

溜まってしまった古本
「売る」は、
断捨離の観点からは要注意

断捨離のもう一つの楽しみとして、いらなくなった不用品を売ることで“現金化できることへの期待感”があります。確かに臨時収入の可能性があることは、メリットのひとつです。
しかし、第一の目的は「片付けるため」であり、利益をだすためではないということを理解しましょう。
最もNG要素が強いのが、オークションサイトやフリマアプリに出品して売ることです。何故かと言いますと、落札者・購入希望者が現れない限りは、ずっと処分できず家内に残してしまうからです。これでは断捨離ではありません。
売るのでしたら、買取サービスも行っている不用品回収業者に売却査定と処分をまとめて出張依頼することが望ましいでしょう。

フリマアプリを操作する手
早くから始めて、
ゆとりを持って進める

断捨離をすることによって、その後の生活には時間と心に余裕が生まれるとされていますが、その作業自体にも、時間と心に余裕を持ちながら行うことがおすすめです。
一気に急いで始めてしまうと取捨の判別も的確ではなくなり、捨ててはならない物まで処分してしまうことも。
その逆でも、本当に必要ではない物も大量に保持してしまい、効果的な整理ができなくなりますので、早くから着手し、「自分を見つめ直す」という大切な過程にも時間を使いながら進めるようにしましょう。
2年に一度など、自分にあった整理スケジュールを設けて、習慣的に行っていくこともよいでしょう。

整理整頓されたタンス

家庭内で
すぐに始められる終活

終活における断捨離の目的は、ただやみくもに「捨てる」ことだけではありません。
所有物にはこれまでの自分の歴史を物語る要素が含まれています。これからのより良い将来を作るために、その品々を通じて人生を見つめ直し、洗い流して整理するための作業でもあります。
特に住まいの終活では、ストレスフリーの住宅環境を構築できるというメリットが生まれます。

身辺整理はいつか必ず行っておかなくてはなりません。もしも、大掛かりな片付けをするための体力に自信が無いようでしたら、生前整理や出張買取のサービスを利用することも可能です。
高齢期への備えの第一歩として、今日からでも、ご家庭内で始めることのできるこの「断捨離」をぜひ実践してみてください!

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