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充実したセカンドライフを
ご自宅で送るために
準備しておきたい終活

多くの人が、自分の住まいで老後のセカンドライフを送っていくことを理想として思い描いています。
しかし、超高齢化社会に入り行くいま、「自宅を終の棲家にする」ということは、誰しもが現実的に考えなくてはならないテーマとなっています。
充実した老後の暮らしを「我が家」でむかえるためには、何をどのように備えるべきなのか?住まいの終活に必要な3つのポイントを中心に考えていきます。

そなえ

「備えあれば憂いなし」ではなく、
「備えなくては憂いなし」?

老後は、住みなれた“我が家”を終の棲家として、ゆっくりと残りの人生をすごしていく。
マイホームをお持ちの方でしたら、そんな将来の理想を思い描いたことはありませんか?

実際に政府が行った意識調査でも、過半数の人が自宅でセカンドライフを送ること望んでいるという結果がでました。
住み慣れた家・街で人生の最期まで暮らしていけることは、とても有意義なことでしょう。
しかし、それは決して理想だけで叶えられる事とは限りません。
物理的な準備も必要ですし、しっかりとした意思決定もしておかなくてはなりません。

また、メリットばかりでなく、起こりうるデメリットや問題点についても認識しておくことが重要です。

庭が整えられた歴史ある住宅
テーブルの上でくつろぐ猫

私たちは時間の流れとともに必ず歳を重ねていきます。体力や気力も衰えていくのは自然の流れで、それに逆らうことはできません。
もし読者の方がまだ年齢がお若いようでしたら、ご自身の体が加齢によって機能低下していくことなんて実感が湧かないでしょうし、リアルに捉えることは難しいかもしれません。
しかしだからこそ、いつか必ず直面するこのテーマについてしっかりと考え、関心を深めることが大切です。
それは決してご自身のためだけではなく、ご両親や祖父母に安全な暮らしを送ってもらうためにも必要なことです。

まずは「どんな老後の生活を送りたいか」また「大切な人にどう過ごしてもらいたいか」を描いたイメージマップを作り、それを実現させるためには「どんなことが必要なのか」という知識を取り入れて、未来の住まいづくりを始めていきましょう。

自宅を終の棲家に考えるための
3つのポイント

医療や介護の体制は整っているか

もしも病気になったり、心身が弱った時、頼ることができる医療体制がまわりにあるか。もし自分が要介護になった際、お住いの地域は在宅や送迎による介護サービスを利用できる環境なのかを知っておき、万が一の時に対応できるように備えておきましょう。

とは言いましても、どんな市区町村であっても医療機関が徒歩圏内の至るところにあるという訳ではありません。無理なく通える圏内にあることが理想です。最寄りの駅やバス停が自宅から遠く、今でさえ行くことに不便を感じるようでしたら、対策を考えた方が良いでしょう。場合によっては移住も検討すべきですが、お住まいの自治体で地域包括のケアシステムの取り組みがどのように行われているかなどもチェックしてみましょう。

丁寧な介護サービス

「訪問介護」は、住み慣れた自宅で介護サービスを受けられることが大きなメリットです。

医師の診断をうける男性

持病がある場合は特に、いつでも通える圏内にかかりつけ医があると安心です。

バリアフリーの対応をしていますか?

住まいは生活の中心となるところ。ですので、心からくつろぎ安らぐことのできる場所であり、快適に過ごしていくことのできる環境であるかどうかはとても重要なポイントです。
老後も安心して暮らしていくための住環境では、「バリアフリー」と呼ばれる条件を満たしていることが理想となります。しかし、元々バリアフリーで建てられたという住宅はまだ少なく、一般的にはリフォームによって増改築・改修を施し対応をします。

一戸建てよりもマンションなどの集合住宅のほうが高齢者の生活には向いていると言われていますが、バリアフリーの観点では必ずしもそうとは言い切れない部分も多々あります。特に通路や階段、エレベーターやエントランスといった共用部分では対応がなされていない(することができない)建物が多くあります。近年に建てらてたマンションでは、高齢者や障害者の移動に考慮されたユニバーサルデザインで設計されているものが増えてきましたが、非対応の住宅のほうが圧倒的に多いというのが現状です。
ですが、マンションでも室内の専有部に関してはバリアフリー工事が可能ですし、現在ニーズが高まっているスケルトンリフォーム~リノベーションで間取りなどを大胆に変えることもできます。(物件によって制約が異なりますので、事前に管理組合等に確認することが必須です)

現代風の和室

バリアフリーに配慮したモダンな和室でくつろぎの空間を作ってみるのも。

マンションのリノベーション工事の作業中写真

一戸建てに比べ制約がかかりますが、マンションも専有部のリフォームは可能です。

リフォームはその性質上、通常でも“オーダーメイド”に近い工事内容となることが多いものですが、とりわけ終活を念頭に置いた場合は、建物の大きさや状態だけでなく、居住者の生活パターンや家族構成、体格や持病の有無などによってそれぞれ求められる設備や設計は異なってきます。そのため、信頼できる技術力はもちろんのこと、高齢者向け住宅の施工実績あるリフォーム会社に工事の依頼をするのがベストと言えます。
まだ先を見据えたリフォームという場合でも、“終活”に強い業者を選び、相談することがおすすめです。

防犯・防災対策

これは、世代関係なく日頃から意識を高めておかなくてはならないことなのですが、高齢者を狙った犯罪が横行しておりますので、老後はより一層の注意と心掛けが必要です。
その中でも、近年深刻な問題となっているのが、「オレオレ詐欺」をはじめとする特殊詐欺事件の被害。
報道などでも取り上げられ、大々的に注意喚起がなされているにも関わらず、詐欺事件の認知件数は平成25年ごろから激増しているという状況です。
住宅の問題とは直接のかかわりはないかもしれませんが、被害にあわないためにはいつでも周りと相談ができ、すぐに通報のできる環境づくりが求められています。

住宅に関する詐欺事件で被害が拡大しているのが「悪徳リフォーム詐欺」によるものです。
手口の基本は「訪問」によるもので、無料点検を申し入れてきたり、「屋根が破損している」「耐震性に問題があります」などと不安を煽り、工事の契約を取り交わすまでしつこく迫るという傾向があります。
怪しい業者が訪問してきても相手にしない、絶対に扉を開けない、家に上げないことが鉄則です。

高齢者の犯罪被害状況をまとめた表

窃盗による犯罪も依然として高まっています。空き巣被害だけでなく凶悪な強盗事件も発生していますので、今まで以上の防犯対策を施しておきましょう。我が家を守るためのドア・窓の防犯対策は、格子の取り付けや鍵の交換であれば低コストで、工事もその日のうちに済む場合がほとんどです。
最近では防犯カメラやセンサーライトなどの防犯用品も種類が豊富にあり、以前よりリーズナブルな価格帯からホームセキュリティを導入することができるようになりました。リフォーム時に配線処理などもまとめて行えば、部分ごとに都度工事をするよりも綺麗に仕上がり、かつ価格も抑えられます。トータルで業者に相談してみるのがよいでしょう。

面格子をとりつけた窓

防犯対策でポピュラーな面格子。サイズは窓に合わせてオーダーすることもできます。

監視カメラの写真

一般のご家庭でも気軽にセキュリティカメラを設置できるようになりました。

また、高齢者の方の住宅で多い災害が「火災」です。物忘れもしやすくなりますので、ガスの止め忘れによる火の元のトラブルや、電気器具の使用方法を誤ってしまうことでの出火のリスクが高まります。難燃性の素材を使ったり、消火設備の設置が心強いですが、何より防災意識をしっかり持つことが大切です。
高齢になりますと、万が一の時も逃げたり、防御する能力が衰えています。避難経路の確認および熟知はもちろんのこと、警備・通報システムの設置なども検討しておきましょう。

そして、近年の気象の変化で被害がとても増えているのが大雨や台風による天災です。 「自然災害はどうしようもないこと」と割り切るのではなく、備えにより被害を抑えたり、避けることができるものと考え、しっかりと対策を施しておきましょう。定期的なメンテナンスも大切です。
また、ハザードマップで自分の住んでいるエリアの安全性を確認し、もし要注意や危険区域に該当しているのであれば、引っ越しをすることも優先度の高い選択肢であるということを理解しましょう。

みなおす

我が家の “いま” を
見直してみよう

あなたは老後の暮らしを見据えた設計で家を建てましたか?働き盛りの20代~40代でマイホームを購入する時、高齢になってからの生活に重点を置いて住まい選びをしたという方は少ないのではないでしょうか?

もちろん、「先々のために」という将来のことを考えて、賃貸ではなく購入を選ばれる方は多くいらっしゃいます。
家賃を支払い続けても、その住居が自分の財産にはならない賃貸と違い、家賃と同じように毎月住宅ローンを返済していき、完済すれば自分たちの手元に残るという安心感は、住宅購入の大きな魅力のひとつと言えます。

しかし、だからといって若いうちに、数十年先のことを考えて手すりの設置や段差の解消といったバリアフリー設計で家を建てたり、トイレやお風呂を高齢になった時のことを考慮した設備にするということは、あまり一般的なケースではないものです。

将来、セカンドライフをおくる場所であるお住まいの今の状態を、ぜひ高齢者の方の立場になってチェックしてみてください。
それまではあまり気にしていなかったような「小さな不便」が、「大きな障害物」に感じてきませんでしたか?
「使い勝手が悪いな…」で済むだけならまだしも、それが高齢者にとってはケガや生命にかかわる重大アクシデントにつながる要因となるおそれもあります。

浴室は滑りやすくありませんか?今「少しすべりやすい」「転びそうになったことはある」というレベルなら、10年後のそこは「かなり滑りやすい」「転んだことがある」危険な場所になっていると想定しましょう。
こうしたチェックで挙げられた問題点はリフォームで解消・改善していきます。

階段の上り下りがつらい高齢者

ご高齢の方にとっては、小さな段差や階段の上り下りでも足腰への大きな負担となります。

古いタイプの浴槽

浴室での事故が多くなっていますので、このように急な段差がある場合は改修が必要です。

維持する

メンテナンスの必要性

自宅を終の棲家として住み続けていくうえで無視できないことが「メンテナンス」です。
住宅はだいたい10年から15年ごとに、屋根や外壁の補修をはじめ定期的なメンテナンスやリフォームが必要であると言われています。
実際に持ち家に住まわれている方でしたら経験されているかもしれませんが、だいたいこの周期で建物に何かしらの「ガタ」がやってくるものですよね…。
こうした修繕は、老後であろうと自分たちで半永久的に対応していかなくてはなりません。
これは、大家さんや管理会社が対応してくれる賃貸住宅や介護施設とは違った大きなデメリットと言えるかもしれません。

傷みはじめた屋根

普段は目にすることのない屋根ですが、雨風や紫外線により必ず傷みが生じる箇所です。

電気工事の作業風景

電気周りの点検・交換の目安はコンセントでおよそ10年、屋内配線は30年と言われています。

終活に限らず、大切なお住いをいつまでも長く安心して暮らしていける状態で保っていくためには、メンテナンスが欠かせません。
些細なトラブルでも「まだ大丈夫」と放置してしまうとダメージが進行し、みるみる拡大していってしまうおそれがあります。老後に深刻化してしまっては、その負担は大きなものとなります。
日頃からルーティーンとして建物の状態をチェックし、修繕が必要であれば適切に処置・対応していくことが大切です。

知って終活!
「家の専門家」が
住まいのあらゆるメンテナンスをサポート
■イエコマ

外壁・屋根の修繕や雨どい清掃、排水管洗浄をはじめ、お家のあらゆる困りごとに対応しているホームメンテナンス専門会社です。
水まわりのコーキング・シーリング打ち直し、浴室のタイル割れ補修、網戸の張替え、冷蔵庫まわり清掃、害虫対策等々、とにかく対応サービスが幅広いので、住まいのメンテナンスや急なトラブルでお困りの際には、たいへん頼りになります。

サービス内容や特徴をご紹介!
特集ページ
イエコマの公式サイトのキャプチャ
きっかけ

終活リフォームのタイミング

終活のためのリフォームの必要性を感じていても、いざ行うとなるとタイミングやきっかけが分からず、なかなか実施には踏み出せないものです。
そんな時は、定期的なメンテナンスの周期を物差しにして、ご自身と建物の年齢を計ってみると計画が立てやすかったりもします。

仮に「15年ごと」という周期でリフォームを行っていくと想定し、年齢にあてはめて単純計算してみますと、40歳で行ったとすれば、次の修繕時期はだいたい55歳になった頃、50歳で行ったとしたならば65歳、60歳ならば75歳を迎える頃に定期的なメンテナンスの時期がやってくることになります。
つまりは、50代のみなさんであれば、次のリフォームは還暦を越えた時期、60代で行うならば次は後期高齢者医療制度の対象となっている年齢になっている時にリフォームの必要性が出てくるということです。

あくまで目安としてのお話ですし、風災や震災などで予期しない補修工事が発生したり、建物そのものの築年数や品質によっても耐久性は異なりますので一概には言えませんが、経年劣化は必ず起こりますし、それに応じた修繕が必要となってくるというのは確かなことです。
定期的なメンテナンス・リフォームを機に、住まいの未来についても考えてみてはいかがでしょうか?

進化している!
次世代型リフォーム

リフォームの持つ可能性は、かつてと比べて大きく広がりました。間取り変更や平屋化といったことも家を建て替えることなく実現できるようになりました。
コストや立地条件の問題で注文住宅を新築することが現実的でなくても、リノベーションでなら“理想のデザインの家で暮らす”という夢を実現できるかもしれません。

いつかは準備をしなくてはならない「住×終活」。高齢化社会に突入していく背景をバックに、私たちが選ぶことのできる選択肢も広がっているとも言えます。
終活を考える上で大切なことは「安心して老後を過ごせる場所」を用意しておくことです。
有意義なセカンドライフを過ごしていくためにも、安住の場所を自分たちで選び、住まいづくりの準備を始めましょう。

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